アカデミスト株式会社
- エコシステム構築
- 資金調達
- 若者・学生
- 創業前
- 大学発
事業者概要
アカデミストは、研究者が自ら情報発信を行うことで、資金・情報・人材等のリソースが循環する新しい形のアカデミアの創出を目指したベンチャー企業です。2014年に日本初の学術系クラウドファンディングサイト「academist」をリリース。「研究者がいきる、私たちがつなぐ。」をミッションに、国だけではなく、民間企業、財団、個人などさまざまなパトロネッジが可能となる仕組みをつくるべく、さまざまな角度から、「研究者をつなぐ」事業を展開しています。
取り組み内容
若手研究者・大学院生の起業家精神を醸成することを目的に、学術系クラウドファンディング（CF）を活用した研究費獲得支援をはじめ、専門家チームによる事業化検討支援・ネットワーキング構築支援を18ヶ月間に渡り実施します。参加者それぞれの「起業」への解像度を上げて起業促進を図るとともに、本取組に参画した若手研究者たちのマインドセットの変化を定性・定量的に把握することで、長期的に「博士起業家（＝深い専門性を持つ博士号取得者による起業）」を増やす方法論を整備します。
取り組み状況
KPI達成状況
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アウトカム / 2025年3月末時点
アウトプット / 2025年3月末時点
実施内容
2025年1月～3月に実施した活動に関する説明・報告
アカデミストでは、2025年2月4日（火）から「基礎研究で、世界を変える。」というテーマのもと、若手研究者10名のクラウドファンディングを開始しました。研究者たちは約1ヶ月半にわたり自身の研究Visionを発信し、個人や企業に向けてサポートを呼びかけてきました。
2025年2月4日に実施した「採択者発表イベント」。10名の若手研究者によるピッチが行われた。
その結果、1,000人以上のサポーターから約1,500万円の研究費を集めることができました。通常であれば、この金額だけが研究の原資になりますが、今回は東京都の助成金1,000万円を「Quadratic Funding（QF）」方式で追加配分しました。
Quadratic Fundingの仕組み
この仕組みによって、クラウドファンディングで集まった1,500万円とマッチングプール1,000万円の合計約2,500万円が、サポーターの意志に基づいて振り分けられたことになります。サポーターの1万円の寄付が最大2.5倍に増幅され、研究者たちの研究の推進力が大きく高まるとともに、東京都からの助成金1,000万円も2.5倍以上の効果をもたらしたといえます。
2025年4月以降は、メンタリングやビジネスサポートを通じて研究者たちの成長を継続的に支援し、インパクトを最大化していく予定です。
SU支援情報
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